スーパーウォール工法に至った理由

当然ですが、家を建てるということは、軽々しく考えることはできません。多くの時間をかけ、様々なモデルハウスを見ましたし、本も多く読みました。構造見学会、完成見学会にも足を運び、しっかりと造られているかも見て回りました。私の場合、何よりも性能を重視しました。今流行の、高気密、高断熱にこだわりました。高気密、高断熱を謳っているメーカーは数多くあります。その中で条件を決め、ある程度絞り込みをしました。その条件は、断熱材にグラスウールを使用しないことです。グラスウールはガラス繊維で構成されていて、さらに水分を吸うと腐るという点にあります。通常グラスウールは施工時に強固なビニールに覆われています(中には、剥き出しのまま断熱材として施工しているメーカーもありました)。そのまま覆われているのであれば飛散することはないのでしょうが、そのビニールも「建築作業中に釘などが刺さって破れてしまったら意味がない」という恐れがあったからです。ハウスメーカーの営業さん達は「破れたり、傷が付くことはない。」と、口を揃えて言っていましたが、施工時にずっと現場にいるわけではないので、保証はできません。さらに、「目に見えないグラスウールの飛散が、家の劣化と共におこってくるのでは?」と、いう考えも持っていました。グラスウールは皮膚に付くと痒くなったり、チクチクしたりします。もしも、吸い込んでしまったら恐ろしいことになります。私は自動車の改造でFRP(ガラス繊維)を使用しますので、どのような物なのか身をもって理解しているつもりです。これらの理由により、グラスウールを避けました。

では、グラスウール以外の断熱材は何なのか。グラスウールを使用しない工法は、数多くあります。あるメーカーでは、独自のパネルを使っていますし、ロックウールを使用しているメーカーもあります。宣伝になってしまうので、あえてメーカー名は載せませんが、どれも有名なハウスメーカーです。また、工務店によっては旭化成の「ネオマフォーム」を使うこともできます。その他、RC工法(鉄筋コンクリート構造)、SC工法(ソーラーサーキット工法)や外断熱工法なども調べましたが、総合的に判断した結果、私が選んだのは、トステムのSW工法、いわゆる、「スーパーウォール工法」です。

しかし、スーパーウォール工法にも欠点はあります。基礎の周りに「スタイロフォーム」を貼り、モルタル仕上げをするので、強い衝撃が加わるとモルタルごと、フォームが割れてしまうことや、施工業者を見極めないとしっかりとした気密がとれないこと、キッチン、洗面、バス、トイレ、サッシなど、全てにおいてトステム製品を使用しなければならないこと(これは、工務店とトステムの関わり具合で、トステムが融通を利かせてくれる場合があります。)、現時点では、免震や制震構造に対応していないこと、価格が高いこと、などです。

達成不可能だった点

外壁

 旭化成のパワーボードを使用したかった。

設備

 トイレに手洗いを付けたかった。 

 壁紙にイナックスのエコカラットを使用したかった

もう少し考えた方がよかったと思った点

  蓄熱式暖房機

 リビング北側にコンセント

 玄関の上部にトップライト

 階段の横幅

実際に住んでみて

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